うさぎ・・・
最近してる絵付けは「赤絵」ばかりではなく「染付」や[ZOUGAN(象眼)]の比率がふえてきている。
赤絵の華やかな雰囲気も勿論大好きなのだけれど、その一方で
「ウツワは料理のキモノ」
というか
「料理が映える」とか「何気ない」、「何でもないのだけれど、何故か良い」
そういう感じの[uTSUWA]も作って行きたいと考えている。
赤絵が「よそ行き」ならこちらは「家着(こう言うのかな?)」、そんなニュアンスだと思って頂けば良いかと思う。
話はかわって・・・
ココ最近「染付」の「色」というか「濃さ」が気になってはいたが、とあるSHOPのオーナーさんから直に連絡がありその点についてアドバイスを頂いた。
昨年から「土」が変ったのも影響しているのだけれど、自身の「染付」に対する感覚の変化が最近あり
「どうしたものか」
とおぼろげに考えていたのだが、今回のアドバイスで自分の中で「踏ん切り」みたいなものがつき、今回の窯にはその点を改良というか変化させたモノを入れる事にした。
取り敢えず赤絵の「連うさぎ紋」を描く6寸平向の下絵・・・
筆を改良しより細い線で描く、
線書のゴスも調整し直し、
ダミ用のゴスも薄く・・・
この[uTSUWA]は赤絵で結構華やかな雰囲気にはなりますが、今回の染付の修正で”感じ’が幾分か変ると予想している・・・というかなってほしい。
同じ意匠でも「濃さ」で雰囲気がガラリと変ってしまう「染付」は難しい。でもそこが面白かったりもする。
まだまだ「やり足りない」のを実感しております・・・
週明けに窯焚きです。釉の組み合わせを変えたりした試験的なものも含めて他にも幾つかNew染付のもの同じ窯に入れる予定です。
思惑通りに行けばいいなあ・・・
追記:明日(もう今日ですね)、家内の個展会場である可児市の「弥哉 -やや-」さんにおじゃまする事に致しました。一応、午後から最終までの予定です。