"弾ける”
尾形乾山の杯台の写真です。

気に入っているフライヤーを何枚か身近な所に貼ってあるのですがその中の一枚。
表は桔梗、高台には七宝文様を色絵で意匠してあるこの杯台の裏には
呉須の刷毛目の上に金で格子と水玉を施し、赤や青や黄をさしてある。
これ、1600年代後半頃以後の作品。
400年も前の色絵がこんなに自由奔放で斬新なのです。
(しかも裏側!)
脈絡がかわりますが、、、
"弾ける”というテーマの企画展が来月盛岡で始まります。
その絵付けに取りかかっていますが今回は色々な部分で
"弾け”てみようかと思います。
盛岡での今までの十数年間の積み重ねを破壊してしまうかなとも思いますが
そういう時期なのかなと勝手に思い込んで作業しています。
大コケも覚悟です。。。。。。。
”作家”とは何か?
個性とはなにか?
モノを作るとは?
それを発信するとは?
そんなことらを考えて、それらを全部忘れて楽しんでます。
ただ、”有りそうで無いもの”を生み出したいとはずっと強く思います。
造形的な作品だけでなく伝統的な食器でもです。
公私ともに平成の終わりが新たな幕開けになるのかなと最近感じている私です。