初釜.....
12日、名古屋の「東山荘」で初釜を行いました。
広間のお軸は「本来無一物」
お天気にも恵まれとてもあたたかく最高のお茶日和となりました!
初釜ということで例年のごとく着物と袴着用。今年はお稽古仲間のKさんの着付け迄するという初めての経験もして良い勉強になりました。(自分が着用するより着付けはやっぱ難しいですね.....)
2〜3回はお邪魔してる東山荘さんの所以は良く知らないのですが、相当な数奇者の方が設計したようで本当に特殊なお茶室の構成になっていてこちらでのお茶会はいつも戸惑います。
(恐らく設計当時は各お茶室で使用するお道具なども年頭に置いた上で熟慮に熟慮を重ねた上でせっけいされたのでしょうね...)
今回は二階の広間で重ねの台子手前、そしてお薄は一階の東丘庵で台目切逆勝手(しかも変則)のお席でした。
東丘庵での茶席
本勝手とお道具の配置が全て逆になり、頭が冷たい汗をいっぱいかくような感覚が....
重ねは相変わらずの無作法なお手前ではありますが何とか無事終了。八女のお抹茶が何とも甘くて美味しかったのが印象的でした。
そして懐石.....
こちらは「東雲」さんのお料理。初釜なのでおめでたいお料理満載、そして美味!
あっという間の一日でしたがとても充実し、楽しい時間を過ごせました。
何時のことですが”初釜”が終了すると本当にお正月が明けて本格的に作陶や他のことの行動が活発化するような感覚になります。
袴姿で瑞穂の数奇屋の二階の木造テラスに立ち、新春の光を浴びた美しいお庭を眺めながら今年も頑張ろうと感じた日でした。